2017年10月7日(土)

静岡建築遺産楽会の研修旅行に参加しました。

静岡建築遺産楽会の皆さんは、身近にある建築遺産を市民の目線で再生・活用し、それを中核にしたまちづくりを後世に継承しようと「仲良く楽しく」をモットーに活動をされています。TESSENからは大木が所属していて、大西と鴻池はスポット参加させて頂きました。

 

向かった先は上野。世界文化遺産に登録された国立西洋美術館です。ここで小沢明先生に現地を案内していただくことになっています。

【国立西洋美術館:実施設計は前川国男、坂倉準三、吉阪隆正のコルビュジェの弟子三人が行った。】

 

小沢先生は早稲田大学の学生時代に、当時コルビュジェの事務所から帰国した吉阪隆正氏の研究室に所属し、西洋美術館の設計に携わられました。

その当時の前川・坂倉・吉阪、三人の関係性などとても興味深い話を聞くことができました。

小沢先生も去年傘寿を迎えられ、その当時を知る数少ない関係者です。当事者からのオーラルヒストリー(口述歴史)はとても興味深い内容でした。文献からだけでは分からない設計、建設時の雰囲気を言葉の端々から感じ取ることができました。近いうちにしっかりまとめたいと思います。

 

オーラルヒストリーの重要性はこちらも当日参加して頂いた小沢先生の教え子でDOCOMOMO Japan幹事をされている香川先生に教わりました。鴻池の学生時代の恩師でもあり当時から建築に対して情熱的な先生ですが変わりません。うれしい限りです。本当にありがとうございました。

勉強し直さなければ…。良い機会です。はじめますか。

【コルビュジエのアトリエのスケッチ:トップライトの形は富士山がモチーフ?】

設計時には自然採光が一つのテーマであった国立西洋美術館。現在は自然採光は遮られています。

再び、自然採光による鑑賞空間となる日は来るか?ぜひ体験してみたいものです。