地元で長く愛された銭湯も
後継者不在という
問題には抗えませんでした。

 

解体工事の最中で冷気浴の設備に隠れて見えなかったタイル画が出てきました。

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男風呂のタイル画
なんてことはない、
湖畔の風景です。

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女風呂の方も湖畔に女性像、何の変哲もない絵です。
しかも途中で切れてしまっています。
薬草スチームを増設したときに半分とってしまったようです。

しかしこれが三代にわたり続いた銭湯の壁画となるとそれにまつわる色々なエピソードが聞けるのです。
そもそもタイル画は創業当時には無く、改装時に作ったそうです。

 

 

浴槽やカランの配置は以前は違ったんだよ、

 

 

創業当時の燃料はおがくず、重油でやっていた時期もあったんだ、

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これはオムツ替えのベッド、5つあったのが3つになったんだ、

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ロッカーと下駄箱1台ずつ、石巻湯に持って行って使ってるんだよ、

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など壁画をみながら話を聞いていて、
最後に、いよいよ寂しくなるなあ、とご主人。
そして、しかしこれからおふくろといろいろな思い出話をするのが楽しみだ、と。
桐の湯はご主人とそのお母さんで幕を閉じましたが、
2人のなかにはこれまでの思い出が詰まっているんだなと思いました。

話が変わって、ある建築コンペで
桐の湯の看板を取り上げて応募した作品に

審査員賞を授けていただきました。

また一つ思い出として残せたのかな。